日本ではやっとiDeCo という名称とともに個人型確定拠出年金が注目を浴びてきました。制度自体は前からあって、一部の企業では導入されおり、私も以前勤めた会社で入っていました。
そもそも日本の年金制度が特殊なだけで、基本的に先進国では確定拠出型年金の方が主流です。各国名称や運用は違いますが、自分や会社が一定額を拠出してファンドを積み立てていく方式がほとんど。
香港ではMPF(Mandatory Provident Fund)という名称で同様の年金制度が確立されています。
月額給与によって異なりますが、会社と従業員が月額給与の5%ずつ(上限$1500ずつ)、MPFに拠出してあらかじめ指定したファンドを購入し積み立てます。 購入可能なファンドは会社により異なりますが、たいていリスク許容度(アグレッシブファンド、バランスファンドなど)や投資対象(Usエクイティファンドなど)に応じて選べるようなラインナップになっています。会社を辞めた場合は次の雇用先の口座に移管するか、金融機関でMPF個人口座を開設してそこで引き続き運用します。
引き出しは原則65歳から。早期退職の宣言をすることで60歳からでも取り崩せます。
もちろん、積み立てた分しか受け取れません。そう考えると終身が基本の日本の年金制度は素晴らしいのですが、、ちゃんと制度がもってくれれば、、ね。
0コメント