金融業界は一般的に、トランプによるいまの市場を好ましく思っている様子。
なんせ2015年後半〜2016年頭のチャイナショックによる低調な相場に比べたら、投資家心理も良くビジネスしやすい環境だ。あの当時はかなり静かだったが、最近は業界も活気付いているように感じる。ボラティリティが高い時は、基本的に金融業界にとってはビジネスチャンスだし。
ただ、プロでもこの先どうなるという明確な方向性を持っている人は少ないよう。トランプがツイッターでつぶやけば簡単に変動する今の相場だけに、短期のスパンで利益を得ようとう考えが今は多いような気がする。
こまめにニュース等をチェックし、潮目が変わった時にすぐ対応できるようにしておくのが、一般投資家のできるせめての対応策だろうと思う。
ところでトランプ大統領はあれだけエスタブリッシュ層(ウォール街含む)に選挙中は否定的なことを言っていたのに、蓋を開けてみれば登用されたのはウォール街出身者ばっかりだ。アメリカの財務長官などは、金融業界出身者は珍しくないが、今回もそれに倣った形。まあ今回もたくさん登用されたG社に関しては、他社と比べてもロビー活動も活発で、社員にも元政治家や軍人、元オリンピック選手など色々な経歴の社員を登用している。人材が豊富ということもあるんだろうけど。それにしても現政権下では、金融業界への締め付けがきつくなることは今のところなさそうだ。
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